『悪童日記』1冊目

小説『悪童日記』はある人からいただいた。
この本をいただいたのは、なんだかすごい巡り合わせだったのではと思うほど私にとっては身近に感じる内容だった。

1冊目を読み終わったのは少し前だが、感想が整理できずにいた。この本自体はとても面白く、暗く、魅力的なのだが、その分、私の語彙力で感想を言葉にしてしまうのが恐れ多い。

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作中で主人公の双子は、飢えや暴力、愛がない生活に耐える練習をする。乞食の練習もする。恐喝をしたり、万引きをしたり、大人たちの性の趣味を垣間見、時には巻き込まれる。酒場で歌っていろんな人間を見ていく。周囲の人を次々と、そして淡々と亡くす。母が死に、祖母が死ぬのを手伝い、父には死の道を歩ませ、それを利用して生きていく。

私はそんな双子の、感情を無視した生き方に好感と共感を持った。

主人公とは生きている世界も境遇も全く違うが、私も苦痛に耐える練習をしたことがあり、お酒を出すお店(仕事場)でいろんな人に出会うことや、他人の性的な趣味の世界に触れること、恐喝まがいのことをした経験もある。本を読み進めるほど、主人公が他人に思えなくなる。

かといって特別感情移入する場面はなく、ただ淡々と物語が進む。初めて読む本であるのに、自分が今まで書いた日記を読み返しているような、そんな感覚だった。


この本には感情そのものの表現が無い、もしくは少ない。『僕は気持ち悪いと思った』ではなく、『僕は嘔吐した』のように、客観的な事実だけが描かれて進む。その乾いた文章がとても心地よい。


自分の体験や感覚と重なる部分が度々あったせいでうまく書けない(書くと物凄く長くなる)のだが、とにかくこの本は面白い。

2冊目では空気が少し変わるが、最後まで読んでみたいと思う。


【New!】

 

2020.6.18

ORDERページ(注文参考情報)を一時的に非表示にしております。編集完了次第 再掲いたしますが、それまでの間につきましては料金等 直接お問合せください。

 

2020.4.15

コロナ感染拡大防止のため、4月・5月・6月の各種イベントと演奏業が中止・延期になります。NEWS

 

2020.4.4

▼食育スペシャリスト中村詩織さんに制作のご依頼をいただいたLINEスタンプが販売開始いたしました!

▼イラストメイキング動画のYouYubeリンクを追加いたしました!

どちらもLINKからご確認いただけます。

 

2020.4.4

コロナ感染拡大防止のため、4月に予定しておりました各種イベントを中止・延期とし、該当宣伝ページを削除いたしました。騒動が収束次第、改めて設定と告知をいたします。NEWSに掲載中のイベントは現在のところ開催予定となっております。

 

2020.3.6

プラネタリウム朗読会への出演情報、マンドリンオケへの出演情報を追加致しました。

詳細はNewsへ。

 

 

2020.1.28

新作イラスト「雪」を追加いたしました。

※デジタルイラストへ更新

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