女湯への幻想

『透明人間になったら女湯へ入ってみたい!』
という男性は少なくないが、オススメはしない。

それは女湯へ入られたくないからではなく、夢を壊すことになるからだ。


男性が女湯へ幻想を抱くのは、少年漫画の影響が強いのではないかと思う。少年漫画では決まって若くて綺麗で抜群のプロポーションを持った女性たちだけが銭湯に群がっているものだ。


しかし現実はそうではない。

浴場への出入口では、タオルをターバンの様に頭に巻き付けたおばさんがストレッチをしたり四股を踏んでいる。

子供たちは走り回って母親の怒号が飛び、やがて転んだ子供の泣き声が響いて戦場になる。

みんなが皆、シャンプーのCMのように上品にシャワーを浴びるわけではない。前かがみになってガシガシと頭を洗い、そのまま桶の水を勢いよく丸かぶりする人もいる。なんだか男前だが、その水があちらこちらに跳ね返って不愉快な思いをすることもある。

若い人はたぶん1~2割くらいはいるが、グラビアのイメージビデオと違ってみんなノーメイクで髪もまとめ上げ、殺伐とした面持ちで入っているので、若いのかどうか、さらには可愛いのかどうかの判別は難しい。私もそこに含まれる。

掛け湯はさながら土俵だ。
場に撒くわけではないが、その湯が塩であるがごとく自らの体に豪快に打ち付けてなにか気合いを入れている人がいる。

サウナから出てきた大きなお婆さんは、体を隠すこともなくタオルを肩にかけている。そのまま水風呂を溢れさせながら入水する様はまるでオットセイだ。


多くの男性が見ているような夢など、女湯には存在しないのだ。そこには相撲と動物園が一緒くたになった光景があるだけだ。


もしも透明人間になっても、女湯に行くことはオススメしない。

【New!】

 

2020.4.15

コロナ感染拡大防止のため、5月・6月の各種イベントが延期になりました。NEWS

 

2020.4.4

▼食育スペシャリスト中村詩織さんに制作のご依頼をいただいたLINEスタンプが販売開始いたしました!

▼イラストメイキング動画のYouYubeリンクを追加いたしました!

どちらもLINKからご確認いただけます。

 

2020.4.4

コロナ感染拡大防止のため、4月に予定しておりました各種イベントを中止・延期とし、該当宣伝ページを削除いたしました。騒動が収束次第、改めて設定と告知をいたします。NEWSに掲載中のイベントは現在のところ開催予定となっております。

 

2020.3.6

プラネタリウム朗読会への出演情報、マンドリンオケへの出演情報を追加致しました。

詳細はNewsへ。

 

2020.3.6

レッスン情報を更新いたしました。

 

2020.1.28

新作イラスト「雪」を追加いたしました。

※デジタルイラストへ更新

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