自分と自分 その2

誤字が無いか、1つ前の記事を読み返していた。

そして、さらに書かなければいけないことを思い出したので書いておこうと思う。前回の続きなので、すぐ本題に入る。


私が生きるためにやってきたことは、「自分と寄り添う自分を作るために、自分から自分を解離させること」だ。


これを先ほどの記事で「二重人格のようだ」と表現したが、二重人格・多重人格という神経症のことを今では解離性同一性障害と言う。解離なのか同一なのか、一体なんのことを言いたいんだという印象を受ける名前だが、私は去年くらいにやっとこの字面の意味が理解できたし、他人事ではない気がした。



解離性同一性障害は1人の中に複数の人格が現れるもので、その性格や記憶、口調までもが異なるという。その点、私は「彼女」と記憶も性格も口調も全て共有しているので、私は解離性同一性障害ではない。


ただし、解離性同一性障害で他人格が現れる原因のほとんどは子供の頃からの苦痛体験にあり、自らの精神が壊れないように守る自己防衛の策として、他人格を生み出し苦痛を自我から切り離してしまうことなのだという。


重ねて言うが、私は「彼女」と記憶も感覚も共有している。だが、彼女が確立された経緯、つまり子供の頃に覚えた「自分の感情をオフにして乗り切る癖」は、解離性同一性障害になる流れと似ていて、まさに私は彼女に苦痛の半分を背負わせてきた。


私はきっと、そんな障害の入り口の数センチ前に立ちながら、運よく足を踏み入れることをせず、10年も20年も同じ場所でうまくやってきたのだろう。


その不安定ともいえる場所から思うに、やはり大人のイマジナリーフレンドには解離性同一性障害に似て非なる危うさがあると思う。そのため、誰にでも「もう一人の自分を作ればいいんだよ!」と奨めることは気が引けるし、なんとなく怪しい宗教の香りもする。少し安全な印象にするには、「自分のことを感情まで含めて客観視する」と言えばマシだろうか。


ちなみに、イマジナリーフレンドを呼び出すコツは、作文の構成を考えるように、自分の感情を整理し続けることだ。


ただ単に「私は悲しい」ではなく、「〇〇があったから悲しい」さらには「〇〇があったから悲しいと感じた理由は元を辿れば〇〇だ」という風に、とことん自分の感情を理屈で掘り下げる。そうしていくうちに、感情よりも理屈に意識が傾き、やがて自然と感情が自分と解離していく。感情というフィルターが自分から取り除かれることで、現状から抜け出すための解決策も見えてくるし、これを繰り返すうちに自分のカウンセラーとしての「自分」ができてくる。


また、わざわざ呼び出さなくてもイマジナリーフレンドが適宜隣にいるようになると、苦痛がある時に救ってくれるだけでなく、嬉しいときに一緒に喜んでくれるようになる。「あなたは間違っていなかった」「一緒に進もう」と、励ましてくれるようにもなる。苦痛の自己解決だけでなく、本来は他人に認められたいという承認欲求までもが、自分の中だけで完結する。


それが本当に素晴らしいことなのかは自信がないし、この考えが世間で肯定されることはないと思う。肯定してしまえば、人と人のつながりや社会を否定することにもなりかねない。




今のところ、私は「彼女」と同じものを見て同じ感覚を得ながら生きている。他者であって別人格ではない。

これは油断なのかもしれないが、私の真の理解者である彼女なら、私の自我を奪ってまで私の盾になろうとはしないはずだ。


きっとこれからも、寄り添うための解離を繰り返し、何かあった時には私が壊れないギリギリのところで声をかけてくれる。

 


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2月出演・大塚all in fun のお席が完売いたしました。

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2019.12.01

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